horo3341のCoD攻略日記

愉快に真面目に攻略♫

ヘビーオブジェクト1〜7話

ヘヴィーオブジェクト』(HEAVY OBJECT)は、鎌池和馬による日本のライトノベル。イラストは凪良。2009年10月から電撃文庫アスキー・メディアワークス)より刊行されている。2015年4月現在既刊9巻。公式略称は『HO』。
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とある魔術の禁書目録』に続く2作目となる鎌池和馬の長編作品。戦争の形態や世界情勢が大きく変容した未来の地球を舞台に、超大型兵器『オブジェクト』が織り成す戦争を描いたSFアクション作品。キャッチコピーは「近未来アクション・ボーイミーツガール」[1]。
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1作目の『禁書目録』とは打って変わって魔術や超能力といったファンタジー設定や超常現象は一切存在しないが、代わりに科学方面に大きく傾倒しミリタリー色が強いSF作品となっている。
1話あらすじ
人々が望んでも、戦争が無くならない未来。繰り返される殺戮の中、既存の兵器では歯が立たない超大型兵器『オブジェクト』が跋扈する世界。オブジェクトの設計士を目指す学生・クウェンサーは自ら戦場に赴き、そこでオブジェクトのパイロット『エリート』として生きる少女・ミリンダに出会う。そしてある作戦以降、腐れ縁の相棒・ヘイヴィアと共に生身でオブジェクトと戦う日々が幕を開ける。
★オブジェクト
動力炉を中心に配置する球形本体だけで直径およそ50m、砲の長さまで合わせればそれ以上のサイズ、平均質量は20万tを超える新兵器で、作中では、人間同士が直接交戦せずに済むクリーンな戦争の代名詞とされている。機銃や砲弾、ミサイルなどが豆鉄砲扱いになるほどの、桁外れの戦闘力を持つ。そのため戦争ではどちらのオブジェクトが強いか、数が多いかという点で勝敗がきまる。
エリートと呼ばれる一部の特殊な人間しか乗れず、乗ったとしても高速移動によるあまりのGに人体が耐えられない。Gの問題以外にもオブジェクトはその国における最高戦力であるとの考えから万が一に備えて大量の操縦方式を別途に用意していたり、100門もの各種兵器を操れる情報処理の複雑さも原因である(AIシステムも複数の人間を乗せるという手段も代替できない)
また、その圧倒的防御力と攻撃力から「兵隊が要らない」とまで形容されているが、あくまで兵器なのでメンテナンスや補給が必要であり、常に移動可能な整備基地と行動を共にしている。そのため、オブジェクトよりも整備基地を狙う敵オブジェクトがたびたび登場する。が、これは一般的には「ルール違反」(ただし厳密な定められたルールではないので守る義務はない)とされている。
平均建造費用は50億ドルであり、3・4年もの建造期間を要する。
オブジェクト戦は通常、5 - 10kmの間合いにて時速500kmを超える速度で円運動を取るような挙動で砲撃戦を行われる。
★オニオン装甲(タマネギ装甲)
オブジェクトに使われている装甲。高耐火反応剤を絶妙なバランスで混合した鋼板を何十何百と重ねた積層構造(耐核用の鉛の層も含む)となっており、それによって従来兵器を無効化する圧倒的な堅牢さと核爆発すら耐える驚異的な衝撃拡散効果を有する。
2話 ガリバーを縛る雑兵たち『正統王国』アラスカ前線基地に迫る『信心組織』のオブジェクト。氷雪地帯での戦闘に特化した『ウォーターストライダー』と呼ばれるそれは、『ベイビーマグナム』を大破させ、さらに移動基地に狙いを定める。その時、脱出したミリンダから、敵の注意を引きつけるための救難信号が発信される。オブジェクトの蹂躙から味方を守るため、自分を犠牲にしたその行為に、愕然とするクウェンサー。機密の一端である『エリート』が捕虜となった場合、待ち受けているのは悲劇だけ。オブジェクトを相手に、いつも自分たちを守ってくれていた『お姫様』を救うため、クウェンサーとヘイヴィアは彼女の元へ向かう――。
★プリント基板式送電装置
絶縁物質と導体物質をセットで鋼板に焼き付け装甲にケーブルに相当する回路を設けることで、中心部の動力炉から外装部のレーザー砲までケーブルを一切使わずに装甲の防御力を下げることなく電力供給を行う機構。
★JPlevelMHD方式
オブジェクトの動力炉に使われている方式。JPlevelは、石炭を一度どろどろに溶かし、構造をいじって再固化したものを燃料として使っている。燃料は一度投入すると5年は交換せずに稼働できる。
★ベイビーマグナム
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分類 総合マルチロール型第一世代
種別 戦場制圧用兵器
所属 『正統王国』第37機動整備大隊
全長 75m(主砲最大展開時)
装甲材質 2cm厚×500層(溶接など不純物含む)
推進機関 静電気+レーザー型推進システム
最高速度 時速530km
武装 主砲:回転アーム式兵装×7
副砲:レーザー、コイルガン
ミリンダ(お姫様)が操縦する第37機動整備大隊の第一世代オブジェクト。ほぼ全編に登場している。
総合マルチロール型と呼ばれるタイプのオブジェクトで、全天候型・全地形適応のスタンダードな機体。設計士クレア=ホイストが設計に携わっていた。
逆Y字型の脚部ユニットは、膨大な静電気を帯電させてそこへ反発剤を噴霧することで機体を浮揚させ、さらに地表との隙間に高出力のレーザーを放ち空気を加熱・膨張させて推進し高速移動を行う(レーザー式のシャトル発射装置に使用される理論の応用)。あらゆる地形でも自在に動き回れ、専用フロートに換装することで海上でも戦える(海戦用フロートにはシャークアンカーがついている)。
アームによってそれぞれ独立して可動する7門の主砲は、戦況に応じてレーザービーム砲、レールガン、コイルガン、下位安定プラズマ砲などに機能を切り替えることができる。主砲以外にも大小約100門の副砲を装備している。
★ウォーターストライダー(WATER STRIDER)
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分類 氷雪地帯特化型第二世代
種別 局地的防衛用兵器
所属 『信心組織』
全長 約140m(主砲展開時)
装甲材質 4cm厚×250層(溶接など不純物含む)
推進機関 静電気+直接接地型推進システム(氷雪仕様)
最高速度 時速550km
武装 主砲:下位安定式プラズマ砲2門×4
副砲:レーザービーム、レールガン、コイルガン
『信心組織』の[注 3]第二世代のオブジェクト。第1巻第1章に登場。
最大の特徴は球状本体から伸びている昆虫のような4本の脚型ユニット。機体浮揚は静電気方式を使い、移動は脚で瞬間的に地面を直接蹴る方法をとっている。それによってその名の通りアメンボのように動き、深雪の上や起伏の激しい地形でもスムーズな高速機動が可能となる。しかし、接地面積が極端に少ないため脚部の負荷が大きく、約12時間に一回の頻度でメンテナンスと消耗したパーツの交換作業を必要とする。なお、脚部の静電気発生装置のタービンは1基につき消費電力が主砲の2倍と非常に高く、それが脚1本に10基も取り付けられているため、この箇所が暴走・破損すると被害が大きい。
主砲は下位安定式プラズマ砲。前後左右にそれぞれ2門ずつ計8門取り付けられ、上から見ると十字型の形状になっている。
3話 ガリバーを縛る雑兵たち 3捕えられたミリンダの救出に成功したクウェンサーとヘイヴィア。今度は逃走中の『正統王国』軍を救うべく、3人は敵オブジェクトを『どうにかする』決意を固める。オブジェクトの設計を学ぶ学生と、攻略の起点を探す分析官、操縦するエリート。それぞれの立場から意見を出し合い、導き出した作戦を実行するべく、『信心組織』のベースゾーンに潜入したクウェンサーとヘイヴィアだったが、有効な打撃を与えられないうちに『ウォーターストライダー』は基地に帰投。さらに、またしてもミリンダが捕えられてしまい――。
★世界的勢力
主義主張、趣味趣向が各世界敵勢力によって異なり、それぞれどの勢力も何かしら異常な一面を持っているが、所属する人間自身はそれを何らおかしいと感じていない。そのため、偏りのない『理想郷』など存在せず何かしらの仄暗い陰謀が渦巻いており、作中では世界的勢力を巨人に見立てて「巨人達の影」と形容された。その異常な性格以外の面では概ね現代社会と似た一般的な価値観である。
★正統王国
世界的勢力の一角で、主人公達の所属勢力。
封建的な旧身分体制を復古させた王政諸国の集合体であり、血統と名誉を最も重んじている。全体のトップは『君主議会』および『評議会』で、各国の政治の実権は『貴族』達が掌握している。奴隷階級もかつて存在したが数十年前に完全廃止された。なお、身分階級による差別は公認されているがその他の差別は無く、黒人の『貴族』も珍しくない(男女差別は『貴族』の間では未だ残っている)。正式言語は、かつてのフランス語を軸にヨーロッパの各文化の言語をまとめ上げた文体となっている。使用通貨はユーロ。勢力の象徴カラーは青。
本国はノルマンディー方面のパリ。判明している所属地域は、アラスカ方面、ジブラルタル海峡グレートブリテン島南部、アマゾン方面、ヴィクトリア島、クック追加諸島、アサバスカ方面、ニューカレドレア方面、ボルガ方面など。
★信心組織
世界的勢力の一角。
様々な宗教団体の集合体であり、思想を最も重んじている。各種思想・宗教の代表が協議する『中央』と呼ばれる機関が上層部である。北欧神話ギリシア神話など過去に衰退した宗教の復活にも積極的だが、世界最大の十字教は警戒している[注 2]。紙幣よりも貴金属が重要視されているため、固定された為替によってダイヤやプラチナなどの貴金属で世界市場の変動レートに対応している。過去に鹵獲した兵器の再利用計画があり、砲身は敢えて他勢力と同じ口径、そして加工を施せば他勢力の弾頭も使用できるようになっている。これにより、襲撃の際に敵からの勢力の特定を誤認させる思惑もある。『島国』の『幽霊船団計画』の影響を受けた『潜水母艦計画』が、道楽として行われている。勢力の象徴カラーは緑。
判明している所属地域は、カムチャッカ半島、ローマなど。
4話 親指トムは油田をはしる生身でオブジェクトを破壊するという、人類初の偉業を成し遂げたクウェンサーとヘイヴィア。その才能と功績は高く評価され、次なる配属先、西アフリカはジブラルタル海峡へと送り出されてしまう。気楽な勝ち組人生を期待していたため、不満タラタラで着任したふたりを待ち受けていたのは、『情報同盟』のオブジェクト『トライコア』。採掘機能を有し、石油をテロ組織に配ろうとしているこのオブジェクトを阻止するため、海峡封鎖作戦が実行される。クウェンサーたちの任務は、海上のベースゾーンから『ベイビーマグナム』を支援するだけで、楽に片が付くはずだったが――。

諸元
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トライコア(TRY-CORE)
分類 海戦特化型第二世代
種別 大陸間侵攻用兵器
所属 不明
全長 約180m
装甲材質 2cm厚×500層(溶接など不純物含む)
推進機関 海上戦闘・採掘フロート仕様
最高速度 時速320km
武装 主砲:レールガン×3
副砲:レーザービーム、コイルガンなど
その他 メインカラーリング:グレー
トライコア
「正統王国」の敵軍の第二世代オブジェクト。第1巻第2章に登場。なお、未知の所属というわけではなく単に明記されていないだけで、世界的勢力のどれかに属していると思われる[注 5]。
球体状コアが3つも備わり、正三角形の頂点を形作るようにそれぞれ配置されている。機体を支える大型フロートで海上に浮き、ホバークラフトと同じ原理のエアクッション機関で下方へ莫大な空気を吹き付け浮揚・推進する。その超重量による自壊や転覆を防ぐため、海中には3本の長大なシャークアンカーがそれぞれのコアから真下に伸びバランスを維持している。シャークアンカーは伸縮式の先端が吸水口と排水口を兼ねている。内部には整備基地の設備や人員を丸ごと搭載しているためベースゾーンを随伴させる必要が無く、さらに海底の原油を採掘し貯蔵・運搬する機能も有する。主砲はコアと同様頂点に取り付けられている3門の大口径レールガン。マッハ10ほどの速度で砲弾を撃ち出す。
ジブラルタル通行阻止戦にて、侵入防止網を突破し『正統王国』軍の海上急造ベースゾーン2,30棟を蹂躙した後、遅れて到着したベイビーマグナムと交戦し優勢に立ったが、機雷用のネットによる不調を見抜いたクウェンサーが爆弾でネットを広げてシャークアンカーを無力化させ、その結果機体は制御を失って自壊し沈没する。
なお、一般的評価はともかく、多くの各国技術者から注目される機体となっており、その残骸が沈む海域は各世界的勢力の探査艇が入り乱れているらしい。オブジェクト設計士であるクレア=ホイストの評価によれば、第三世代を目指したいわば2.5世代とのこと。
5話 ジブラルタル2海上のベースゾーンは破壊され、敵オブジェクトには有効な打撃を与えられなかったものの、なんとか無事にヘリに回収されたクウェンサーたち。決着はオブジェクト同士の戦いに委ねられるが、『トライコア』の兵装を狙った攻撃に『ベイビーマグナム』は徐々に追い詰められていく。『トライコア』の弱点を見つけられず、歯噛みしていたクウェンサーは、海上では無敵を誇るはずの『トライコア』の奇妙な挙動に気付く。その原因を突き止めるため、クウェンサーは再び海に身を投じる――。
6蟻とキリギリスの戦争 オセアニア国軍事攻略戦緑化政策をめぐる対立が激化するオセアニア軍事国。独裁政権による反対派住民への弾圧が行われるに至り、『正統王国』をはじめとする四大世界勢力による多国籍軍が展開していた。20機を超えるオブジェクトをもって、オセアニアの有するただ1機のオブジェクトをあぶりだす大規模作戦。そのうちの一部隊に配属されたクウェンサーたちは、楽勝な作戦を前にゆるみきっていたが、周辺には不安要素も隠れていた。選挙目当ての評議員、『情報同盟』のオブジェクトとの共同作戦、各国から集まったジャーナリストたち――。いくつもの火種を抱えて、作戦は開始され
7 蟻と蟋蟀の戦争2目の前で起こされた、オセアニア軍事国による反対派住民への大虐殺の引き金となりかねない事件。その火種をもたらしたのは、両勢力とは関係のない、違う目的を持つ者だった。身勝手な行動によって引き起こされた、オセアニア軍事国の目論見通りの状況に、激しい憤りを覚えるクウェンサーたち。その一方で、最悪の状況が訪れるまでの時間は、刻一刻と迫る。オセアニア軍事国のオブジェクトを一刻も早く発見し、止めなくてはならないこの状況で、彼らの目の前には『命令』という厚い壁が立ちふさがっていた。そして司令部からの情報をもとに、部隊は動き出す――。